UEFIでマルチブート可能なUSBメモリを作る

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システム復旧時やOSのインストール,ハードウェアのテストなど,普段とは異なるOSやLinuxディストリビューションでブートしたい場面がありますね.そんなときに,1本のUSBメモリでいくつかのOSをブートできるようにしておくと大変便利です.以下では,UEFIのISOブート機能を活用して,1本のUSBメモリでSystemRescueCD,CentOS,Ubuntuの3種類のLinuxディストリビューションをブートできるUSBメモリを作成します.この3種類以外にも,Arch,Fedora,Gentoo,Mint,Knoppix,OpenSUSEなど,様々なディストリビューションに対応しています(詳細は参考リンクを参照ください).

usb-multiboot

まずはUSBメモリ(ここでは/dev/sdb)にDOSパーティションを1つ作成し,FAT32でフォーマット.

/mnt/usbにマウントしてgrubをインストール.

/mnt/usb/boot/iso ディレクトリを作成し,SystemRescueCD 4.7.1,Ubuntu 14.04.4 Server/Desktop (amd64),CentOS 7.2.1511 minimal (x86_64) のISOイメージをダウンロードして配置する.

lsblk -f | grep /mnt/usb してユニークなラベルを取得する.ここでは「EA9D-52B3」がユニークなラベル.

/mnt/usb/boot/grub/grub.cfg を作るときに,先頭部分で先に取得したラベルを設定する.作成したgrub.cfgは以下のような感じ.

OSごとにmenuentryの書式が異なるので,その他のOSをブートしたい場合は以下の参考リンクを参照して適切に記載してください.

ISOの配置とgrub.cfgの設定が終われば作業終了です.PCに接続してUSBからブートすると,上で設定した4つのメニューが現れるはずです.

参考リンク

[1] Multiboot USB drive: https://wiki.archlinux.org/index.php/Multiboot_USB_drive

 

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